熱処理加工

熱処理加工の強み

  • 低露点の水素雰囲気により酸化被膜を還元、除去し光輝に仕上げます。
  • 精密部品から自動車用途と大型部品まで、量産対応できる設備と実績があります。

光輝焼鈍(BA処理 ブライトアニール)

真空中あるいは水素、窒素などの無酸化雰囲気として行われる熱処理。
金属の機械的性質を変化させ、残留応力の除去、硬さの低減、延性の向上、被削性の向上、冷間加工性の改善、結晶組織の調整、ガスその他不純物の放出、化学組成の均一化などを行うための熱処理。

<加工例>オーステナイト系ステンレス、フェライト系ステンレス

品番形状用途
SUS304パイプ自動車配管部品
SUS305精密プレス部品自動車部品
SUS316パイプ住宅設備配管部品
SUS430パイプ住宅設備配管部品
SUS436パイプ自動車配管部品

固溶化熱処理

金属の合金成分が固溶体に溶解する温度以上に加熱して、十分な時間保持し、急冷して、その析出を阻止する熱処理。

<加工例>オーステナイト系ステンレス

品番形状用途
SUS304精密プレス部品自動車部品
SUS316パイプ部品住宅設備配管部品

析出硬化処理

固溶化熱処理を行うことで固溶された状態となっている合金元素を析出し硬化させる。
これによって高い硬度を得る処理を時効硬化熱処理という。

<加工例>析出硬化系ステンレス

品番形状用途
SUS630精密プレス部品計器部品
SUS631精密プレス部品計器部品

磁性焼鈍処理

強磁性材料の磁気的性質を向上させる熱処理。

<加工例>

品番形状用途
SPCE精密プレス部品電子部品
SUYP精密プレス部品電子部品
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